FIFAクラブワールドカップ(以下クラブW杯と記す)2020が、カタールで、2月4日(木)から11日(木)の日程で行われている。 昨年12月に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期された。 今回、南米王者として出場するのは、ほんの1週間ほど…
沢木耕太郎の作品をひたすら読み続けている。 スポーツノンフィクションの傑作「王の闇」を読み終え、当初、次は「テロルの決算」、「危機の宰相」と読み続けようと思っていた。 しかし、「王の闇」の最後に収められた短編「王であれ、道化であれ」を読み終…
何気ない写真とそれに対する背景とその時の思い。 この作品は、沢木氏自身が旅先で撮った写真とそれにまつわる文章が見開き2ページで綴られている。 写真と文章の融合。 意外とこのような作品はないような気がする。 病院の待合室などにあるとピッタリだと思…
沢木耕太郎の「深夜特急」は、私にとって特別な作品だ。 そんな「深夜特急」を学生時代に読み、そして今年のゴールデンウイークにおよそ四半世紀ぶりに読み返した。 「深夜特急」を初読し、そして私自身もバックパックで旅をしていた若い頃を思い出した。懐…
夢の雑誌「Number」最新号 5篇のスポーツノンフィクションから成る。 この「王の闇」は、それほど知名度は高くないと思うが、前作「敗れざる者たち」に勝るとも劣らない作品だ。 今、ここに、「敗れざる者たち」を前作と書いた。 「敗れざる者たち」は1976…
作者の最初の作品「防人のブルース」を含む6篇のルポルタージュ集。 沢木耕太郎の原点を知るためには必読の書だと思った。 今まで読んでなかったのが不思議に思うぐらい。初読。読めてよかった。 作品としては、「人の砂漠」に似ている。 構成されている6編…
6篇のスポーツノンフィクションから成る。 作者20代、50年近く前の作品。1976年に発表されている。 結果が決まっているノンフィクションだったが、小説を読むように熱くなってページをめくっていった。 6篇の概要は以下の通り。 ( )内は競技名と扱われた人…
1977年に刊行された初期の作品。 地方紙に少しだけ載るような何気ない事件や無名の人などを題材にした8編のルポルタージュから成る作品である。 題材の選び方に、目の付け所の違いさが際立つ。 あるときは、その境遇に自らの身をさらし、体験する。 構成され…
沢木耕太郎の代表作として、この作品を挙げる人も多いだろう。 この作品「凍」は、2005年に刊行され、2006年に講談社ノンフィクション賞を受賞している。 「凍」というタイトルが印象的だ。 この作品は、世界的登山家である山野井泰史・妙子夫妻が、2002年秋…
沢木耕太郎が、「深夜特急」の旅を行うに当たって影響を受けたものが3つあるという。 小田実の「何でも見てやろう」、東南アジアを精力的に歩いていた竹中労のレポート、そしてポルトガルの海辺の町に1年半も住んでいたという檀一雄のエッセイや談話だそう…
東京のFMラジオ局J Waveでは、毎年12月24日クリスマスイヴの深夜0時から、沢木耕太郎による生放送の番組が放送される。 しかし、それ以外に、沢木耕太郎の生放送の番組がJ Waveで放送された。 今年4月29日、昭和の日のことである。 テーマは、「セッションズ…
「一号線を北上せよ」に続き、本棚から取り出して再読した。 この作品は、2002年3月に発売されている。発売直後に購入していたので18年ぶりの再読となる。 私は最初に読んだときから数年後に、仕事の関係でブラジルに滞在していたが、この本の存在を忘れてい…
沢木耕太郎の「深夜特急」は特別な作品である。 「一番好きな本は何か?」と尋ねられたら、間違えなく沢木耕太郎の「深夜特急」と答える。 「一号線を北上せよ」が発売されたのは2003年2月だが、その直後に購入し読んだ。 今回は17年ぶりの再読ということに…
凄い本だった。 購入したのは発売数か月後、1年半ほど前。2019年の2月。数十頁読んでそのままになっていた。 この本は、「銀河を渡る 全エッセイ」という作品と2冊セットのような形で、2018年11月に新潮社から発売されている。 「銀河を渡る 全エッセイ」が…
ここ数か月、沢木耕太郎の作品を読み続けている。 沢木耕太郎といえば、最近は小説も書いているが、やはり肩書はノンフィクションライターと言えるだろう。 ノンフィクションといってもいろいろある。 作者自身による紀行文、取材を元に人物等を徹底的に洞察…
今年のゴールデンウィークに四半世紀ぶりに「深夜特急」を読み完全に沢木耕太郎ワールドに嵌った私は、久しぶりに本を読む楽しみを味わった。 この楽しみを続けるために、沢木耕太郎の本をひたすら読もうと思ったのだが、何となく、小説を読んでみたいと思っ…
私の最も大切な蔵書 沢木耕太郎「深夜特急」 好きな作家は、と聞かれたら、間違えなく沢木耕太郎と答える。 沢木耕太郎は私にとって、特別な作家だ。 私は、沢木耕太郎の生き方にずっと憧れ続けていた。 私は、2017年4月からこの3月まで丸3年間、仙台で勤務…
横浜市中区にあるレトロな理髪店「タカイ理容室」 散髪には月に一度ぐらい行く。 ほとんどの人がそのぐらいのペースで髪を切っていると思うが、散髪とは何とも面倒くさいものだ。だから、多くの人は、ほとんど同じ理髪店もしくは美容室に行っているのではな…
今週はいろいろと音楽ライヴに行ったが、その最大のものは間違いなくこれだ。 12月4日(水)のU2のライヴ。 まさに熱狂の渦。 これほど興奮したのはいつぶりだろうか? 中学2年の頃から洋楽を聴き始め、中高時代はFMラジオをこよなく愛し、洋楽ばかり聴いて…
少し前のことになる。バジアサドのライヴの翌日だったので、10月27日(日)のことだ。ちょうど2週間前のことになる。 アジムスといえば、何といっても、NHK FMで以前やっていた「クロスオーバーイレブン」という番組のテーマ曲で有名なブラジル人のグループ…
「蜜蜂と遠雷」。この映画はずっと見たいと思っていた。 恩田陸の小説は読んでいなかったが、本屋に行く度に、山積みになっているこの本をいつも読みたいなぁ、と思っていた。 少し前に、ラジオ番組(J Waveの村治佳織か葉加瀬太郎の番組、どちらか忘れてし…
仕事の関係で仙台に住むようになり丸2年が経った。 東北地方には魅力的な温泉が山ほどある。 またいつ転勤になるかわからないので、今年令和元年・2019年は、時間を見つけて、東北地方の魅力的な温泉に行けるかぎり行っていきたいと思っている。 ということ…
学生が長期休暇に入る、夏季・冬季・春季の年3回、JRでは青春18きっぷというものが発売される。 これは、日本全国のJRの普通列車なら乗り放題で利用できるというもの。 料金は11,850円で5回使用できる。一日当たり2,370円ということになる。 期間内なら一人…
国際Aマッチデーに当たる3月22日(金)と26日(火)に、日本代表はキリンチャレンジカップと称して2試合、国際親善試合を行った。 22日(金)がコロンビアと、26日(火)がボリビアと対戦した。いずれも南米の国と戦っており、今年6月に参加する南米選手権を…
ミュージカル女優として第一線で活躍している新妻聖子さんのコンサートに行ってきた。 新妻聖子さんについては、一昨年の11月に、東京国際フォーラムで行われたジェットストリームコンサートで聴いたことがある。素晴らしい歌声を聴かせてもらったことを思い…
先日、3連休の初日、クラシックコンサートへ行ってきた。 場所は池袋の東京芸術劇場。 指揮はコバケンこと小林研一郎。演目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの5番、運命だった。 雪が心配だったが、電車はきちんと動いており問題な…
年明け早々に始まったアジアカップだったが、いつの間にか1か月ほど経ち、ついに決勝の日を迎えることになった。 日本は決勝の舞台まで駒を進めることができた。 大きな大会には珍しく、土日ではなく金曜日の夕方に行われた。 時差が5時間あるので、日本時…
今週の月曜日、1月28日日本時間の夜11:00から、決勝進出をかけた戦いが行われた。 相手は、アジアにおいて世界ランキング最上位のイランだ。 イランといえば、昨年のワールドカップで、スペイン、ポルトガルと同じグループリーグを戦い、スペインには0-1と…
アジアカップが始まって、日本にとって5試合目、決勝トーナメントの2試合目である準々決勝が、1月24日(木)日本時間の22:00に行われた。 早いもので大会20日目になるようだ。 対戦相手は、ベトナム。グループリーグの1、2戦を強豪のイラク、イランと戦い…
1月21日(月)日本時間の20:00、日本の決勝トーナメントの初戦が行われた。 相手は、ワールドカップ出場の常連国、サウジアラビアだ。かなりの強敵である。 一番の注目は、日本の出場メンバーだ。 直前のウズベキスタン戦、いわゆるBチームで戦った日本は躍…