旅と劇場とスタジアム   ~アーティスティックライフに憧れて~

旅、温泉、飲み歩き、音楽、ミュージカル、ラジオそしてサッカー・スポーツ観戦が大好きなサラリーマンによる雑文記。日々の想いをつづっていきます。

【サッカー】ブラジル全国選手権2021が終了。アトレチコ・ミネイロが優勝し、州選手権、コパドブラジルと合わせ3冠を飾る!

世界中のサッカーリーグで春秋制を採用している国は珍しい。 ヨーロッパを中心に秋春制が世界でも中心だが、日本のJリーグ同様、ブラジルは春秋制を採っている。 そんなブラジルリーグであるブラジル全国選手権が12月9日(木)の最終節を持って全日程を終了…

【サッカー】ウルヴァ―ハンプトン・ワンダラーズ

トットナムの試合が終わったのが夜中の12時。すぐに寝ようかと思っていたのだが、長男がその後12:30からのマンチェスター・ユナイテッドとウルヴァーハンプトン(以下ウルヴス)の試合を見ると言うので私もつい見入ってしまった。 ウルヴスは、前節トットナ…

【サッカー】トットナム・ホットスパー

サッカー2試合目はトットナムだ。 この夏、ユーロ(ヨーロッパ選手権)にはまり、久々にヨーロッパサッカーを本格的に見ようと思った。 すべてのリーグを見るのは時間的に厳しい。 まずは一つのリーグに絞って見ようと思った。 スペインは、一時代を築いたバ…

【サッカー】清水エスパルス

感動のクラシックコンサートの後、この日は夕方からサッカーの試合を2つ見た。いや正確には3つになってしまった。 まずは、午後6時からのエスパルス戦。相手は、名古屋グランパス。常に5位ぐらいをキープしており、エスパルスにとってみれば完全なる格上だ…

【音楽】拍手喝采!セバスチャン・ヴァイグレの「運命」に心から感動した

先日、クラシック音楽のコンサートに行ってきた。 クラシック音楽のコンサートで、サッカー観戦並みの興奮が味わえることを身を持って体感した。 クラシック音楽は結構好きで、落ち着きたいときによく聴いている。 今回は、たまたま妻の会社の福利厚生サービ…

【サッカー】東京五輪 男子サッカー決勝、ブラジルがスペインを倒し2連覇を飾る

東京オリンピックが8月8日(日)に閉幕した。コロナ禍という緊急事態の状況下で行われた大会だったが、何とか大きなトラブルもなく全日程を終了した。 サッカー男子決勝は、閉会式の前日、8月7日(土)20:30から横浜国際競技場で行われた。 ブラジル対スペ…

7月17日(土)は清水エスパルスのブラジルデー

もっともブラジルを感じさせるJリーグのチーム、清水エスパルス。 クラブ創設以来、初代監督にブラジルの名将、エメエルソン・レオンを招聘するなど、多くのブラジル人選手・スタッフが所属。ブラジルサッカーをベースにチームづくりをしてきている。 そして…

【サッカー】FIFAクラブワールドカップ2020 南米王者パウメイラスは決勝に進めず。欧州王者バイエルンとは戦えず。

FIFAクラブワールドカップ(以下クラブW杯と記す)2020が、カタールで、2月4日(木)から11日(木)の日程で行われている。 昨年12月に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期された。 今回、南米王者として出場するのは、ほんの1週間ほど…

【文学】沢木耕太郎 「バーボン・ストリート」 トウモロコシ畑からの贈物、バーボンを呑みたくなる珠玉のエッセイ集。

沢木耕太郎の作品をひたすら読み続けている。 スポーツノンフィクションの傑作「王の闇」を読み終え、当初、次は「テロルの決算」、「危機の宰相」と読み続けようと思っていた。 しかし、「王の闇」の最後に収められた短編「王であれ、道化であれ」を読み終…

【文学】沢木耕太郎 「旅の窓」 写真と文章の融合。写真好きな人なら憧れること間違いなしの新しいタイプの写真集。

何気ない写真とそれに対する背景とその時の思い。 この作品は、沢木氏自身が旅先で撮った写真とそれにまつわる文章が見開き2ページで綴られている。 写真と文章の融合。 意外とこのような作品はないような気がする。 病院の待合室などにあるとピッタリだと思…

【文学】沢木耕太郎 「旅する力 深夜特急ノート」沢木耕太郎を最もよく知れる作品。旅がもっと好きになる。自分の旅を作り上げよう。

沢木耕太郎の「深夜特急」は、私にとって特別な作品だ。 そんな「深夜特急」を学生時代に読み、そして今年のゴールデンウイークにおよそ四半世紀ぶりに読み返した。 「深夜特急」を初読し、そして私自身もバックパックで旅をしていた若い頃を思い出した。懐…

【文学】沢木耕太郎 「王の闇」 「敗れざる者たち」の続編的な作品。「敗れざる者たち」、そして「一瞬の夏」との連動性を十分に楽しめる極上のスポーツノンフィクション。

夢の雑誌「Number」最新号 5篇のスポーツノンフィクションから成る。 この「王の闇」は、それほど知名度は高くないと思うが、前作「敗れざる者たち」に勝るとも劣らない作品だ。 今、ここに、「敗れざる者たち」を前作と書いた。 「敗れざる者たち」は1976…

【文学】沢木耕太郎 「地の漂流者たち」 デビュー作を含むルポルタージュ集。沢木耕太郎の原点を知るための必読書。

作者の最初の作品「防人のブルース」を含む6篇のルポルタージュ集。 沢木耕太郎の原点を知るためには必読の書だと思った。 今まで読んでなかったのが不思議に思うぐらい。初読。読めてよかった。 作品としては、「人の砂漠」に似ている。 構成されている6編…

【文学】沢木耕太郎 「敗れざる者たち」これぞ沢木耕太郎の真骨頂。最後のボクシング観戦記には熱狂させられた。

6篇のスポーツノンフィクションから成る。 作者20代、50年近く前の作品。1976年に発表されている。 結果が決まっているノンフィクションだったが、小説を読むように熱くなってページをめくっていった。 6篇の概要は以下の通り。 ( )内は競技名と扱われた人…

【文学】沢木耕太郎 「人の砂漠」 アルベール・カミュ最後の作品集「追放と王国」をオマージュ。20代最後に思い入れを込めた作品。無名の相手に対する徹底した取材を元に作品化する力。恐れ入った。

1977年に刊行された初期の作品。 地方紙に少しだけ載るような何気ない事件や無名の人などを題材にした8編のルポルタージュから成る作品である。 題材の選び方に、目の付け所の違いさが際立つ。 あるときは、その境遇に自らの身をさらし、体験する。 構成され…

【文学】沢木耕太郎 「凍」 これほど過酷で絶望的なことがあるだろうか?壮大かつ壮絶な物語は、ノンフィクション作品の極みだと感じた。

沢木耕太郎の代表作として、この作品を挙げる人も多いだろう。 この作品「凍」は、2005年に刊行され、2006年に講談社ノンフィクション賞を受賞している。 「凍」というタイトルが印象的だ。 この作品は、世界的登山家である山野井泰史・妙子夫妻が、2002年秋…

【文学】沢木耕太郎 「檀」 妻は「火宅の人」のどう見たか?沢木耕太郎は未亡人の思いを解放させた。

沢木耕太郎が、「深夜特急」の旅を行うに当たって影響を受けたものが3つあるという。 小田実の「何でも見てやろう」、東南アジアを精力的に歩いていた竹中労のレポート、そしてポルトガルの海辺の町に1年半も住んでいたという檀一雄のエッセイや談話だそう…

【文学】沢木耕太郎 「セッションズ〈訊いて、聴く〉Ⅲ 陶酔と覚醒(旅・冒険・スポーツ)」 「する」と「みる」のはざまで揺れ動く。そんな視点はとても合点がいくものだった。

東京のFMラジオ局J Waveでは、毎年12月24日クリスマスイヴの深夜0時から、沢木耕太郎による生放送の番組が放送される。 しかし、それ以外に、沢木耕太郎の生放送の番組がJ Waveで放送された。 今年4月29日、昭和の日のことである。 テーマは、「セッションズ…

【文学】沢木耕太郎 「イルカと墜落」さすが沢木さんは持っている。珍道中の連続は、まさに「事実は小説より奇なり」。

「一号線を北上せよ」に続き、本棚から取り出して再読した。 この作品は、2002年3月に発売されている。発売直後に購入していたので18年ぶりの再読となる。 私は最初に読んだときから数年後に、仕事の関係でブラジルに滞在していたが、この本の存在を忘れてい…

【文学】沢木耕太郎 「一号線を北上せよ」年を重ねても旅に出たくなった。伝説の名著「深夜特急」の続編的紀行文集。

沢木耕太郎の「深夜特急」は特別な作品である。 「一番好きな本は何か?」と尋ねられたら、間違えなく沢木耕太郎の「深夜特急」と答える。 「一号線を北上せよ」が発売されたのは2003年2月だが、その直後に購入し読んだ。 今回は17年ぶりの再読ということに…

【文学】沢木耕太郎 「作家との遭遇 全作家論」 沢木耕太郎22歳時の卒論「アルベール・カミュの世界」を収録。その他22名の著名作家に対する深い洞察に感銘を受けた。

凄い本だった。 購入したのは発売数か月後、1年半ほど前。2019年の2月。数十頁読んでそのままになっていた。 この本は、「銀河を渡る 全エッセイ」という作品と2冊セットのような形で、2018年11月に新潮社から発売されている。 「銀河を渡る 全エッセイ」が…

【文学】沢木耕太郎「 若き実力者たち」 約半世紀前の若き実力者12名についてのルポルタージュ。若き作者の情熱的な取材力・洞察力が光る。

ここ数か月、沢木耕太郎の作品を読み続けている。 沢木耕太郎といえば、最近は小説も書いているが、やはり肩書はノンフィクションライターと言えるだろう。 ノンフィクションといってもいろいろある。 作者自身による紀行文、取材を元に人物等を徹底的に洞察…

【文学】沢木耕太郎再読第2弾は、本棚から「一瞬の夏」を選んだ。

今年のゴールデンウィークに四半世紀ぶりに「深夜特急」を読み完全に沢木耕太郎ワールドに嵌った私は、久しぶりに本を読む楽しみを味わった。 この楽しみを続けるために、沢木耕太郎の本をひたすら読もうと思ったのだが、何となく、小説を読んでみたいと思っ…

【文学】沢木耕太郎「深夜特急」を四半世紀ぶりに再読。自分の原点を思い出すゴールデンウィークとなった。

私の最も大切な蔵書 沢木耕太郎「深夜特急」 好きな作家は、と聞かれたら、間違えなく沢木耕太郎と答える。 沢木耕太郎は私にとって、特別な作家だ。 私は、沢木耕太郎の生き方にずっと憧れ続けていた。 私は、2017年4月からこの3月まで丸3年間、仙台で勤務…

【生活】レトロな理髪店に行き、日本の床屋文化を再認識する

横浜市中区にあるレトロな理髪店「タカイ理容室」 散髪には月に一度ぐらい行く。 ほとんどの人がそのぐらいのペースで髪を切っていると思うが、散髪とは何とも面倒くさいものだ。だから、多くの人は、ほとんど同じ理髪店もしくは美容室に行っているのではな…

【音楽】高校時代にタイムスリップ!U2のライヴでこれ以上ない興奮を味わった!

今週はいろいろと音楽ライヴに行ったが、その最大のものは間違いなくこれだ。 12月4日(水)のU2のライヴ。 まさに熱狂の渦。 これほど興奮したのはいつぶりだろうか? 中学2年の頃から洋楽を聴き始め、中高時代はFMラジオをこよなく愛し、洋楽ばかり聴いて…

【音楽】ブラジルの伝説のフュージョンバンド、アジムスのライヴに行ってきた!

少し前のことになる。バジアサドのライヴの翌日だったので、10月27日(日)のことだ。ちょうど2週間前のことになる。 アジムスといえば、何といっても、NHK FMで以前やっていた「クロスオーバーイレブン」という番組のテーマ曲で有名なブラジル人のグループ…

【映画】【音楽】「蜜蜂と遠雷」を見て、初めてクラシック音楽家の神髄を知った!

「蜜蜂と遠雷」。この映画はずっと見たいと思っていた。 恩田陸の小説は読んでいなかったが、本屋に行く度に、山積みになっているこの本をいつも読みたいなぁ、と思っていた。 少し前に、ラジオ番組(J Waveの村治佳織か葉加瀬太郎の番組、どちらか忘れてし…

【旅】【温泉】秋田県の秘湯、玉川温泉・新玉川温泉に行ってきた!〔その1:新玉川温泉〕

仕事の関係で仙台に住むようになり丸2年が経った。 東北地方には魅力的な温泉が山ほどある。 またいつ転勤になるかわからないので、今年令和元年・2019年は、時間を見つけて、東北地方の魅力的な温泉に行けるかぎり行っていきたいと思っている。 ということ…

【旅】青春18きっぷの楽しみ方 鈍行列車は最高の図書館だ!

学生が長期休暇に入る、夏季・冬季・春季の年3回、JRでは青春18きっぷというものが発売される。 これは、日本全国のJRの普通列車なら乗り放題で利用できるというもの。 料金は11,850円で5回使用できる。一日当たり2,370円ということになる。 期間内なら一人…