旅と劇場とスタジアム   ~アーティスティックライフに憧れて~

旅、温泉、飲み歩き、音楽、ミュージカル、ラジオそしてサッカー・スポーツ観戦が大好きなサラリーマンによる雑文記。日々の想いをつづっていきます。

【ミュージカル】劇団四季のオペラ座の怪人は凄かった!

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ミュージカル、「オペラ座の怪人」を観に行ってきた。

 

私は、ミュージカルが大好きで、よく観に行っている。

最近では、フランキーヴァリ&ザフォーシーズンズの生き様を描いた「ジャージーボーイズ」という作品にはまっているが、それ以前は、大作を中心によく観に行っていた。

 

私が勝手に4大ミュージカルと言っている「ミスサイゴン」、「レミゼラブル」、「シカゴ」、そして「オペラ座の怪人」は別格で、何度も観ている。

実際に、世界4大ミュージカルと称するものがあるらしく、「オペラ座の怪人」、「レミゼラブル」、「ミスサイゴン」、そして「キャッツ」がそれに当たるようだ。

 

私が、ミュージカルを観るきっかけになったのは、大学時代にバックパックで行ったロンドンでの滞在による。

その時、ロンドンのユースホステルに宿泊していたのだが、同室の日本人がミュージカルのチケットを買いに行くというので、私も一緒について買いに行ったのだ。

結局、一緒には買いに行っただけで、観たのは別々だったのだが、5日間の滞在中4夜連続で観に行った。

 

当時日本でも公演されて話題になっていた「ミスサイゴン」に始まり、「レミゼラブル」、「スターライトエクスプレス」、そして最終日には「ミーアンドマイガール」という作品を観た。

正直、ストーリーが全くわからず、退屈な思いをしたシーンもあったが、あの何ともいえない独特な雰囲気の虜になってしまったのだ。

 

その時は、「オペラ座の怪人」も観たかったのだが、あまりに人気が高く、どうしてもチケットが手に入らなかった。

当時、ロンドンのウエストエンドでも別格な作品だった。

 

オペラ座の怪人」については、その後、日本で劇団四季の作品を何度か観て以来、ニューヨーク、そしてサンパウロでも観ている。しかしながら、ここ数年観ていない。

 

そんな「オペラ座の怪人」だが、昨年の10月から、劇団四季が仙台で3か月にわたるロングラン公演を行っている。

たまたま仕事の関係で仙台に在住しているので、こんな貴重な機会はないと思い、久々に劇団四季を、そしてオペラ座の怪人を観たのである。

 

週末は、自宅のある横浜に帰ることが多いので、平日の夜しか観れないのだが、平日の夜の公演は3か月間でたったの7回しかない。

ということで、日をかなり選ばなければならなかった。

 

既に、1か月ほど前の12月上旬に観に行っていたので、今回は2回目になる。

 

劇団四季の最大の特徴は、同じ配役に多数のキャストを抱えており、どのキャストが出ても遜色なく最高のパフォーマンスを果たすことだと思う。

同じ作品でも、キャストは違えど、ほとんどストレスを感じることなく鑑賞することができる。

 

同じ会場での同じ作品なのだが、1か月前に観たのとは印象はだいぶ違った。

 

1か月前は3階席の最後部。それに対し、今回は1階席の前から7列目。端に近い位置だったが、見やすさもそうだが、音響がまるで違った。

 

キャストも、ラウル(鈴木涼太さん)は同じだったが、怪人(佐野正幸さん)もクリスティーヌ(岩城あさみさん)も違う。メグジリー(小川美緒さん)は同じだが、カルロッタ(河村彩さん)もマダムジリー(早水小夜子さん)も違った。

正直、違うキャストを楽しめたので、よかったと思った。

 

まず、カルロッタがすごくうまくて驚いた。カルロッタってこんなに歌うまかったっけ?と思ってしまった。

 

そして、怪人とクリスティーヌは本当に素晴らしかった。

クリスティーヌは本当に声がよく出ていた。

ミュージカルの醍醐味は何といっても、溢れんばかりの声量で歌い上げることだと思う。

クリステイーナの歌いっぷりは、これ以上ないぐらい超高音も出ていたし、素晴らしかった。

 

そして、怪人だ。

ミュージカルにおいて、オペラ座の怪人の怪人役ほど難しい役はないと思う。

単なる低音でもなく高音でもない。そして、深い哀しみ、憂いを醸し出しながら歌い上げる必要がある。

そんな憂いを帯びながら、素晴らしい歌唱力で魅了させてくれた。

 

あとは、音楽。これ以上ないほどドラマチックな音楽が続いていくのだ。

 

そんな素晴らしいステージを体感し、何度も体が震え、鳥肌が立った。

 

私も含めた観客たちは自然とスタンディングオーベーションでキャストたちに拍手を送っていた。

これほど、自然なスタンディングオーベーションはなかなかないだろう。

千秋楽まで一週間を切っているせいか、キャストたちもカーテンコールを何度もやってくれ、大満足なミュージカル鑑賞となった。

 

やはり、劇団四季オペラ座は凄かった、のである。