旅と劇場とスタジアム   ~アーティスティックライフに憧れて~

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【サッカー】アジアカップ準決勝 日本対イラン アジア最強のイラン相手に快勝し、日本は決勝進出を決めることができた!

今週の月曜日、1月28日日本時間の夜11:00から、決勝進出をかけた戦いが行われた。

相手は、アジアにおいて世界ランキング最上位のイランだ。

 

イランといえば、昨年のワールドカップで、スペイン、ポルトガルと同じグループリーグを戦い、スペインには0-1と惜敗したものの、ポルトガルと1-1で引き分け、グループステージで敗退したが、その存在感を見せつけた。

 

また、2012年11月からアジアの国相手に39戦負けなしという、誰もが認めるアジア最強国で、日本は相当苦戦を強いられると思われた。

 

この日、私は、会社の同僚たちとゴルフバーというところに飲みに行っていた。

飲み食いしながらバーチャルゴルフをするというもので、なかなかおもしろかった。

飲み足りない気もしたが、この日は大事な日本代表の試合があるので、2次会もやらずに一目散に帰宅した。

 

夜9:30頃には帰宅でき、入浴も済ませ、夜11:00のキックオフには落ち着いた状態でTVの前に腰を下ろすことができた。

 

しかし、前半の途中で不覚にもうたた寝してしまった。

 

気がついたら、後半の途中になっており、2-0で日本が勝っていた。それも大迫、大迫となっていた。

あのイラン相手に2点もリードしているとは思いもよらなかった。それも先発に復帰したばかりの大迫の2ゴールだ。

さすが千両役者だと思い、驚いたのもつかの間、また眠りに落ちてしまい、気づいたら翌朝になっていた。

 

結局3-0で勝ち、翌朝のTVのニュースでは相当にクローズアップされていた。

 

日本が勝ったことはとても嬉しかったが、その一方で、こんなにスカッとした試合をリアルタイムで見れなかったことに対して、とても残念に思った。

 

ということで、翌日午前中にNHK BSで再放送したものを録画して一日遅れで一部始終を見たのだった。

 

メンバーは予想通り、大迫を1トップにしたベストメンバーだった。

大迫は、グループリーグ初戦以来の先発に復帰した。

 

日本は、立ち上がりから積極的に攻めていた。

それに対してイランは、鋭い高速カウンターが目立った。

 

大迫が入るだけでこれほどまでに変わるのか、というぐらい、素晴らしい攻撃ができていた。

大迫を含めた前線の4人は流動的に動き、素晴らしいサッカーを魅せてくれていた。

皆が楽しそうにサッカーをしているように見える。

前線の4人を中心に、2人のボランチだったり両SBだったりが適切なタイミングで顔を出し、機能的に動いている。

 

大迫は1トップとはいうものの、中盤に下がってボールを受ける動きもうまく、それに連動し、南野だったり堂安だったりが入れ替わり立ち代わり、前線に動く。ストライカーでありながら、ボールを収めてのゲームメイクもとてもうまい。

 

この日特に目立ったのは南野だ。

積極的に動き、いい働きを見せ続けてくれた。

 

圧巻は、最初の得点シーンだろう。

南野がPA付近で倒れ、イランのDF陣は皆が皆試合そっちのけでレフリーに詰め寄り、そんな中、ボールめがけて急いで立ち上がった南野はボールに追いつき、見事なクロスをゴール前に放ち、大迫がどんぴしゃりでヘッドで決めてくれたのだ。

 

これほどあっぱれなシーンはなかなかないだろう。

 

2点目も、南野のPA内でのパスをイランの選手がハンドしPKを獲得。それを大迫がきっちりと決めてくれた。

 

そして、後半アディショナルタイムの3点目も、原口のゴールを南野がアシストしている。

 

すべての得点に絡む大活躍だった。

 

そして、守備ではなんといっても冨安だ。

イランの攻撃の芽をことごとく潰していた。

ポジショニングがいいというのか危機察知能力が高いというのか、常に冨安がヘッドでクリアしており、空中戦を自分のものにしていた。

まだ若干20歳。メンバーの中で最も若いが、本当に頼りになるプレーぶりだ。

 

これで、2大会ぶりに決勝進出が決まった。

相手は、ザッケローニ監督率いる開催国のUAEではなく、カタールに決まった。

 

もう一つの準決勝であるUAEカタールの試合は、壮絶な試合だった。

壮絶といっても、試合内容ではなく観客の態度である。

 

観客のほとんどは、開催国であるUAEのサポーターで、ピッチ上へペットボトルなど投げ入れていた。中には靴まで投げ入れていた人もいたようで、スタジアムは騒然としていた。

まるで、南米のクラブNo.1を決めるリベルタドーレス杯の試合を見ているようだ。

南米のクラブのホームアンドアウェイの試合も、観客の傍若無人ぶりは相当なものだ。

 

カタールは世界ランキングこそ93位と低いが、今大会16得点かつ無失点で決勝まで上り詰めている。まったく侮れない相手だ。

日本の過去の対戦成績も、2勝4分2敗とまったくの五分だ。

 

また、決勝戦では、準決勝で痛めた2人の選手が出場できない模様だ。

ボランチで活躍していた遠藤航と右SBの酒井宏樹で、代わりは塩谷と室屋で問題ないと思うが、油断は大敵だ。

 

そんな決勝戦のKOまであとわずか。

日本代表の優勝の瞬間をぜひとも見届けたいと思う。

 

頑張れニッポン!