【音楽】【クラシックコンサート】炎のマエストロ コバケンを堪能、まさにオーケストラを体感した!
先日、3連休の初日、クラシックコンサートへ行ってきた。
場所は池袋の東京芸術劇場。
指揮はコバケンこと小林研一郎。演目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの5番、運命だった。
雪が心配だったが、電車はきちんと動いており問題なく行くことができた。
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半年ほど前にコバケンの本を読み、ぜひコバケンの指揮するオーケストラを見に行きたいと思っていた。
今までもけっこうクラシック音楽は好きでホールに聴きに行っている。
しかし、今回、今までとは全く感じ方が違った。
まさに体感という言葉がぴったりきた。
ホールがいいのか、指揮者がいいのか、演奏者がいいのか、演目がいいのか。
運命の第3楽章から第4楽章に入るところがとても好きだ。
第4楽章に入ってからは、感動の連続だった。
とにかく激しいので、ヴァイオリンや弦楽器の皆で揃った激しすぎるボウイングを視覚的に見るだけでも圧巻なのだが、身体中に音が響き渡るのだ。目をつぶると特に感じられる。
コントラバスの音が大きくなるとその体感ぶりはすごかった。また、金管楽器、特にトランペットの音は反響のせいかオーケストラがいる位置ではなく後方から聴こえてくる。
そしてコバケンだ。
第4楽章で最高潮に達した時、叫んで観客の方を振り返り指を指した。
体が震えてしばらく止まらなかった。
これこそオーケストラ、クラシックコンサートの真骨頂だろう。
今までは単にオーケストラの演奏を視覚的に楽しんで、単に聴いていた、という感じだったが、今回初めて、オーケストラをまさに体感した、という感じだった。
以前はクラシックコンサートはあまり席など重視しておらず安い席で見ることが多かった。
この日は1階席後方のほぼ中央。今まで感じたことのない聴こえ方だった。
オーケストラは読響。私はオーケストラが好きで、けっこうクラシックコンサートに行ったりするが、これは私の私見かもしれないが団員の身なり雰囲気からして違うのだ。さすがN響と2大オーケストラと言われるだけあるのかもしれない。
そして何といってもコバケンだ。まさに炎のマエストロだ。
コバケンは3年ほど前に一度見ているはずだが、その時は天井桟敷のような席だったせいかあまり印象はない。
今回は前もって本なども読んでいたせいもあると思うが、今まで私が見てきた指揮者と決定的に違うと感じた。というか、それほど違わないのかもしれないがそういう意識で見てきていなかっただけかもしれないが、感動させられた。
クラシック音楽の新たな楽しみ方を知った感じだ。革命的な日になった。
ホール、指揮者、楽団、演目。
いろいろなコンサートに行きたいと思った。