旅と劇場とスタジアム   ~アーティスティックライフに憧れて~

旅、温泉、飲み歩き、音楽、ミュージカル、ラジオそしてサッカー・スポーツ観戦が大好きなサラリーマンによる雑文記。日々の想いをつづっていきます。

【音楽】高校時代にタイムスリップ!U2のライヴでこれ以上ない興奮を味わった!

今週はいろいろと音楽ライヴに行ったが、その最大のものは間違いなくこれだ。

12月4日(水)のU2のライヴ。

 

まさに熱狂の渦。

これほど興奮したのはいつぶりだろうか?

 

中学2年の頃から洋楽を聴き始め、中高時代はFMラジオをこよなく愛し、洋楽ばかり聴いていた。

いろんなミュージシャンの音楽を聴いていたが、高校時代に一番好きだったのは間違いなくU2だっただろう。

 

アンフォゲッタブルファイアー、ジョシュアトゥリー、ラトルアンドハムといったアルバムの時代だ。

確か浪人時代の1989年に東京ドームに高校の同級生と一緒に、U2の来日公演に行ったことを覚えている。

 

しかし、その後のU2はほとんど聴いていない。

その後、アクトンベイビーやズーロッパといったアルバムが発表されたが、巨大なディスコサウンドのような方向転換を受け入れられず、興味を失っていた。

 

2年ほど前に、ふとCDショップに行き、ジョシュアトゥリーの30周年記念CDというのを目にし、思わず衝動買いし、何度か聴いたりしたがその程度だった。

 

そんなU2が数年ぶりに来日するという。それも、ツアー名が何と、ジョシュアトゥリーツアーという。

しかし、チケット代がべらぼうに高い。

ちょっと行くかどうか迷ったが、大好きなジョシュアトゥリーの曲を中心にやってくれるのなら行くしかないだろう。

ということで、チケットを手に入れたのだが、これが一筋縄ではいかない。

1万円台のチケットは、抽選の末購入できず。席種はほとんどが38,800円のSS席。ということで、4万円近く払ってチケットを購入したのだった。

 

しかし、行って本当によかったと思った。

 

会場は、さいたまスーパーアリーナ。平日の夜7:30開演。

定時まで仕事をしては間に合わないので、今年からできた時間年休1時間を使用し、新幹線に飛び乗り、大宮へ向かった。

 

会場の最寄り駅は大宮から一駅のさいたま新都心。駅に降りると、すごい人だかりだ。

駅から会場までは歩いて5分ほど。

開演の40分ほど前の6:50頃に着いた。

 

まずは、グッズ売り場へ。まるでサッカー場のよう。場外に特設会場のような形で設けられている。

めちゃくちゃ混んでいるというわけではないが、熱気で溢れかえっている。

せっかく大好きだったU2の公演なので、Tシャツでも買おうかと思ったがほとんど売り切れていた。緑色のもののSサイズだけあったので、私のサイズはMだと思うが思わず買ってしまった。4,500円也。そして、パンフも。これは3,500円だった。完全にお金持ちをターゲットにしているのだろうか?何もかもが高く感じる。

中心となるのは、ジョシュアトゥリー世代なので、ほとんどが私とほぼ同世代になるのだろう。まあ、アイルランドに行くと思えば安いものだ、ということで思わず買ってしまうものだ。

 

そんなことをしていたら、もう開演の30分前。入場するにも長蛇の列だ。これらの人たちが皆4万円払って見に来ているということに、なんだかすごいな、と思いながら並んでいた。

5分ほどで入場。荷物検査、ボディーチェックもあったが、かなりゆるく感じた。

 

自席へ着く前にトイレだけは済ませたいと思い並んだのだが、すごい長蛇の列だ。10分近くは並んだのではないだろうか。

自席に着いたのは、開演の15分ほど前になっていた。

 

自席に着いてまず思ったのが、かなりいい席だということ。アリーナではなくスタンドの1階席なのだが、ステージにかなり近い。

後ろのカップルの若い女の子は、「すごいいい席じゃん、テンション上がる!」と言っていたが、まさにその通りだと思った。

 

プロ仕様のカメラ・ビデオは持ち込み禁止ということになっていたが、スマホは自由なようで、皆撮影などしていた。

 

私も、あまりの高揚感で、写真を撮りまくっていた。後ろのカップルに写真撮ってあげる代わりに、私もステージをバックに写真を撮ってもらった。なんてミーハーなことだろうか。

 

最近はロックコンサートにほとんど行かないのだが、ロックコンサートといえば、開演時間から開始までかなり待たされるイメージがあったが、5分強過ぎた頃だろうか、会場が暗くなり、演奏が始まった。

 

けっこう唐突に始まった感じなので、これが本当にあのU2なのか、と思ったりした。

 

というのも、ステージは2か所あり、広い舞台のステージと、もう1か所歌舞伎の花道のようなものの先にも小さなステージがあり、そちらのほうで演奏が始まったからだ。

私の席から、その花道の先のステージは少し遠かったこともあり、広い舞台のステージで始まるものとばかり思っていたので、何とも不意を突かれたように感じてしまった。

 

しかし、間違いなくボノだし、エッジだし、アダムなのだ。ドラムだけは、私の位置からは後ろ向きだったのですぐにはわからなかったが、ラリーなのだ。

 

サンデーブラディーサンデーから始まった。

そして少しして、ニューイヤーズデー。

初期の曲が続き、観客のボルテージも上がる。私も、かなり興奮していたのだろう。相当に気分は盛り上がっていた。

 

そして、私が最も好きだといっても過言でないプライドが始まった。

もう感動の嵐だ。気づいたら自然と大声で一緒に歌っている自分がいた。

 

それにしても、ボノの声はまったく変わっていなかった。本当によく声が出ていた。

プライドでは、ボノの伸びのある声を感じられた。

思わず、「ボノー!」と叫んでいた。

もうこんな嬉しいことはない。

 

と思っていたら、続いてホエアザストリートハブノーネイムのイントロが始まった。

これからが本編、ジョシュアトゥリーの始まりだ。

この曲のイントロはめちゃくちゃかっこいい。

この時が、一番鳥肌が立った瞬間かもしれない。

 

ステージも広い舞台のステージに移り、また背景に流れる映像がとても演奏にマッチしていて素晴らしいのだ。モノクロの荒野に広がる道が流れるように映し出されている。

 

ジョシュアトゥリーのアルバム通り、続いてアイスティルハブントファウンドホワットアイムルッキングフォー、そして不朽の名曲ウィズオアウィズアウトユーが始まった。

 

この曲はイントロを聴いただけで痺れる。鳥肌が立ってきた。

これほどベースの低音が体中に響き渡るイントロの曲もないだろう。

まさに至福の時とはこのことをいうのか。

 

そのまま一気に、ジョシュアトゥリーの全曲をやってくれた。

ジョシュアトゥリーの曲の後半ぐらいに入り、私の心も落ち着いてきた。やっと冷静さを取り戻した感じだった。

 

その後、ラトルアンドハムに入っているエンジェルオブハーレムを歌ってくれ、私もサビを思わず一緒に歌っていた。いい曲だ。

 

その後は、後期の作品に入ったようで、あまり知らない曲がいくつか続いたが、そんな中ビューティフルデイをやってくれた。

 

ボノは、盛んにショーマストゴーオンと言っていた。

 

結局、終わったのは9:50頃。2時間15分のステージだった。

 

満足感しかなかった。

これほど興奮したのはいつぶりだろうか。

熱狂の渦とはまさにこのことだろう。高校生の時代にタイムスリップしたような感じだったのかもしれない。

 

それにしても、改めてすごいバンドだと思った。

 

アーティストによっては、ライヴになるとサポートメンバーなど入れてやったりするが、U2はライヴもメンバーの4人だけで演奏していた。4人だけでこれだけ分厚い音を作り出せるのは本当にすごいと思う。

 

そして、何といってもボノの声だ。

これほど、魂を感じさせる歌声はないと思う。うまいと思う人はたくさんいるが、魂を感じさせる人はほかに思いつかない。

 

私が日々聴いていた頃から30年が経っている。

さすがに皆30年を取っているはずなのだが、あまり年を感じさせない。皆いい年の取り方をしているのだろう。

特にドラムのラリーは、昔と変わらず短髪でとても若々しく見える。

 

あとは、映像をフルに活用していたことは注目に値する。

映像で、世界中で活躍している女性を顔写真付きで紹介したりしていたが、日本人もけっこう出ており、市川房江や緒方貞子、それに草間彌生などはわかるが、紫式部が出てきたときには思わず笑ってしまった。伊藤詩織さんも出てきたのには驚いた。

 

観客もスマホを多用し、スマホで電灯を照らして一体感を醸し出したり、新しい形のライヴだと思ったりもした。

 

本当に来てよかったと思った。

いつまでも、U2の曲が頭の中を流れていた。

とても幸せな気分で帰路に向かったのだった。

 

【音楽】ブラジルの伝説のフュージョンバンド、アジムスのライヴに行ってきた!

少し前のことになる。バジアサドのライヴの翌日だったので、10月27日(日)のことだ。ちょうど2週間前のことになる。

 

アジムスといえば、何といっても、NHK FMで以前やっていた「クロスオーバーイレブン」という番組のテーマ曲で有名なブラジル人のグループだ。

 

クロスオーバーイレブンは、ジェットストリームと並ぶ、私の大好きだったFM番組だ。

私がよく聴いていたのは、高校、大学時代ぐらいだったと思うので、1980年代、90年代ぐらいの番組だろう。平日の夜11時からオンエアされていた。アジムスの異空間に誘われるようなテーマ曲「フライオーバーザホライズン」に乗せて声優の津嘉山正種の渋い声で番組は始まる。

ジャズ、フュージョンAORを中心とした洋楽などちょっとおしゃれな大人の音楽が選曲され、番組の中間あたりで曲と曲の間に、ラジオドラマのような津嘉山正種によるスクリプトの朗読が入る。これが、また妙に心に響くものだったりして、夜寝る前によく聴いていたことを思い出す。

 

アジムスは、Azymuthと表記する。ポルトガル語では「アジムチ」と発音される。

ブラジルのバンドではあるが、私のブラジル在住時代、アジムチについてまったく話題になったこともないし、ほとんどのブラジル庶民は知らないだろう。

 

ブラジルでは、フュージョンのようなジャンルの音楽を聴く人はほとんどいないと思う。少なくとも私が付き合っていた庶民は、ボサノヴァすら聴かないし、ショーロなどはブラジル音楽とはいえ、そんなジャンルすら知らない人の方が多いと思う。ジャズ、フュージョン、クラシックなどは、ごく一部の上流階級の人しか聴かないのではないだろうか。

 

さて、そんなアジムスだが、いまだに現役で、それも日本でライヴを行う、ということで、行ってきたのだ。

 

会場は、表参道にあるブルーノート東京

 

ブルーノート東京には、以前、一度だけ行ったことがある。確か1998年とか99年頃だろう。

葉加瀬太郎のライヴをやるというので、ピアニストの西村由紀江が好きだという同僚と、当時の勤務地だった越谷からはるばる表参道まで行った覚えがある。

その時には、葉加瀬の奥さんの高田万由子とアナウンサーの永井美奈子が来ていたことをよく覚えている。

 

それから約20年ぶりになるが、内装は全く違っていた(と思う)。

 

とてもおしゃれなのだ。とにかく華やか。

けっこうジャズ系のライブハウスにも聴きに行ったりするが、私が今まで行ったことがあるライブハウスとは格が違う感じがする。

こんな素晴らしい雰囲気のブルーノート東京に来れただけでもよかったと思った。

 

今回のライヴは、アジムス単独ではなく、ブラジルのシンガーソングライターでボサノヴァを中心に歌っているマルコス・ヴァーリとのジョイントだった。

 

客層は、かなり高かったが、クロスオーバーイレブン世代だけではない。やはり、マルコス・ヴァーリ目当ての人もけっこういたのだろう。

 

最初は、アジムスの3人でのステージだったが、途中で、マルコス・ヴァーリとトランペット奏者、女性ボーカリストが入っての華やかなステージとなった。

 

マルコス・ヴァーリは、先日見た映画「ジョアンジルべルトを探して」にも出演していた。

すごく心揺さぶられるパワフルな演奏だった。

 

さて、私にとって最大の目的であるアジムスの「フライオーバーザホライズン」は、ボサノヴァの名曲「サマーサンバ」とジョイントされたバージョンで演奏された。

サマーサンバは、確か小野リサ今井美樹もカバーしていたのではないだろうか。かなり有名なボサノヴァの名曲として知られているが、マルコス・ヴァーリ自ら作った曲のようだ。

 

一遍に最高の2曲が演奏されたのだが、よく考えたら、それぞれ別に2曲演奏してくれたほうがよかったな、と思ったりもした。

 

そして欲を言えば、クロスオーバーイレブンのエンディング曲「タルジ」もやってくれればよかったが・・・。

 

2ステージの最初のステージだったせいか、アンコールもなく終わってしまい、ちょっと拍子抜けした感じもあったが、今や生きる化石と言っても過言ではない、伝説のアジムスを生で聴けた感動は大きかった。

【映画】【音楽】「蜜蜂と遠雷」を見て、初めてクラシック音楽家の神髄を知った!

蜜蜂と遠雷」。この映画はずっと見たいと思っていた。

恩田陸の小説は読んでいなかったが、本屋に行く度に、山積みになっているこの本をいつも読みたいなぁ、と思っていた。

 

少し前に、ラジオ番組(J Waveの村治佳織葉加瀬太郎の番組、どちらか忘れてしまったが)でゲストに森崎ウィンが出ており、この映画の話をしていた。

 

森崎ウィンという人について、それまで知らなかったのだが、ミャンマー出身で日本在住の俳優とのこと。クラシック音楽のピアニスト4人が主人公なのだが、そのうちの一人を演じていた。

4人が4様のスタイルでピアノを弾くのだが、この4人の俳優に対し、それぞれプロのピアニストが一人ずつついて演奏しているというのもとても興味深かった。

 

凄い映画だった。

凄い衝撃を受けた。

 

クラシックの音楽家がどれほど大変なのか、壮絶な世界だということをまざまざと感じさせられた。

 

私はけっこうクラシック音楽が好きで、自分ではクラシック音楽ファンだと思っていたが、音楽家演奏家、特にソリストのことを何もわかっていなかったことを恥じる思いになった。

 

客席で、のほほんと聴いていることが、どんなに楽なことだろうか、と思う。

ステージで演奏している人たちは、我々の知らないところで、とてつもないプレッシャーと、そして自己との葛藤と戦っている。

協奏曲は私も特に好きだが、これなど、ソリストは指揮者、そしてオーケストラの団員との決闘ともいえるということを知らされた。

 

指揮者はいわばオーケストラの監督だ。常任指揮者ならある程度のことがわかると思うが、客演公演はそうはいかない。本当に大変だということを実感させられた。

指揮者もそうだが、団員もそうだ。

 

そこに、協奏曲でソリストが入ってくると、さらに複雑になる。

指揮者の能力、才能は当然大事なことだが、指揮者の人柄というのは、本当に重要な要素だと思ったりした。

 

クラシックの音楽家は、私のような素人からみると皆天才なのかもしれない。

コンクールの課題で作曲もするし、即興で演奏もする。

ピアニストがピアニストを即興で合奏したりするのだ。

すごい世界だ。

 

音楽とスポーツは、世界の共通語でもあるし、私はいずれもとても好きで、けっこう比較したりするが、クラシック音楽の世界は別格だと思った。

プロのサッカー選手になるのは本当に大変だ。しかし、プロのクラシックの音楽家になるのは、そんなものとは比較にならないほど大変、というより過酷なことだということを感じさせられた。

 

これからは、そういうことを思いながら、クラシックの演奏会を聴いてみたいと思う。

クラシック音楽を聴く楽しみが増えた。

 

今回、演奏しているプロのピアニストは、河村尚子、金子三勇士、藤田真央、福間洸太朗の4人。

この4人の中で知っていたのは金子三勇士だけだったが、プレイスタイルは四者四様なので、改めてそれぞれ聴き比べてみたい。

特に、鈴鹿央士(新人俳優とのこと)演じる風間塵の演奏は圧巻そのもの。これは藤田真央というピアニストが演奏しているようだが、この人の演奏は特に聴いてみたいと思う。

 

あと、おもしろかったのが、ピアノがスタインウェイヤマハ、そしてカワイの3つのメーカーのものを使っていたことだ。

だいたいのコンサートホールではスタインウェイが使われているものだと思っていたが、主人公の松岡茉優演じる栄伝亜夜はカワイを、鈴鹿央士演じる風間塵はヤマハを使っていた。

カワイのピアノには、「SHGERU KAWAI」と筆記体のような字体で印字されていたのには目を引いた。「SHIGERU KAWAI」の表記は今まで見たことがない。実際に使われているのだろうか?

 

ピアノの演奏シーンは圧巻だ。

コンクールの予選から本戦までの数週間ほどを描いただけなのだが、映像に引き込まれ、あっという間の2時間だった。

【旅】【温泉】秋田県の秘湯、玉川温泉・新玉川温泉に行ってきた!〔その1:新玉川温泉〕

仕事の関係で仙台に住むようになり丸2年が経った。

東北地方には魅力的な温泉が山ほどある。

 

またいつ転勤になるかわからないので、今年令和元年・2019年は、時間を見つけて、東北地方の魅力的な温泉に行けるかぎり行っていきたいと思っている。

 

ということで、先日、秋田県の秘湯、玉川温泉新玉川温泉に行ってきた。

 

最寄り駅は、秋田新幹線(JR田沢湖線)の田沢湖駅となる。

 

仕事の関係で、秋田新幹線秋田駅まで行くことは多い。

その度に、雫石~田沢湖間の車窓の風景が好きで、眺めるのを楽しみにしている。

 

最近は、いろいろなところに行く度に、車窓で左右どちらがいいか調べたりして選んだりしている。

同じような人も多いと思うので、私の知りうるそのような情報は極力載せていきたいと思っている。

 

雫石~田沢湖間の車窓は、田沢湖に向かって右側(新幹線の座席でいうとA席)の景色の方がよいと思っていたが、今回の帰路で初めて反対側(D席)に乗り、意外と左側(D席側)も悪くないと思ったりした。

 

どちらも、渓谷が見える。

A席側は豪快な渓谷、D席側は線路に沿ってある程度細く長い渓流という感じだ。

どちらも捨てがたいが、この季節はA席側に、きれいな菜の花畑が見えることは大きなポイントだ。

 

そんな車窓を見ていたら、あっという間に田沢湖駅に着いた。

 

この日は、まずは、新玉川温泉に向かった。

この季節(4月~10月)、田沢湖駅から玉川温泉へ向かう路線バスは1日7本。

新玉川温泉まで1440円。田沢湖駅の案内所内にあるカウンターで切符を購入してバスに乗り込む。

 

私が利用したのは、金曜日の9:30のバス。お年寄りの行楽客を中心に約10人の乗客を乗せて出発した。

 

このバスからの風景もとてもよい。

 

しばらくは、進行方向に向かって左側の方がよい景色が見える。

 

田沢湖畔も通るのだが、これは寄って戻る関係上、どちら側からも見える。

 

その後、渓流を左手に見ながら、バスは進んでいく。

ダムをつくったときにできたと思われる秋扇湖が左手に出てくる。

 

その後、玉川ダム近くで、5分間のトイレ休憩がある。

ここからのダムを眺める景色もなかなかだ。

 

休憩後は、出来ることなら、左手の席へ移ることをお勧めする。

この先は、左手に、こちらもダムをつくるときにできた宝仙湖が見えるからだ。

宝仙湖、そして美しい玉川の渓流を眺め、五十曲がりというくねくねしたカーブを抜けると、新玉川温泉に着く。所要時間1時間15分。けっこうな旅だ。

 

新玉川温泉は、玉川温泉から約1.5キロの場所にある。

玉川温泉の源泉を引湯しており、1998年にオープン。

湯治場の様相が強い玉川温泉に対し、新玉川温泉玉川温泉と同じ泉質の湯に入れながら、まるで山岳リゾートのような洗練されたたたずまいである。

 

まずは、ここで、日帰り入浴した。

 

泉質は、超強酸性。たくさんの種類の湯があり、あまりに刺激が強すぎるので、源泉100%の湯はもちろんあるのだが、源泉50%の湯が標準になっている。ぬる湯、あつ湯、打たせ湯、浸頭湯はすべて源泉50%だ。浸頭湯というのは、頭を湯に浸けるためのもの。こんな浴槽、他には見たことがない。

ほかにも、蒸気湯(サウナ)、箱蒸し湯、そして露天風呂もある。

 

浴室、浴槽は、すべて清潔感のある木製で、とても気持ちよく入ることができる。

 

あまりに種類も多く、刺激も強いので、50分ほど入っていたが、少し疲れのようなものを感じた。

 

しかし、これ以上ないほどの超強酸性で、多種多様なお風呂があるので、温泉好きにはたまらないだろう。

かなりのおすすめの温泉だと思った。

 

 

【旅】青春18きっぷの楽しみ方 鈍行列車は最高の図書館だ!

学生が長期休暇に入る、夏季・冬季・春季の年3回、JRでは青春18きっぷというものが発売される。

これは、日本全国のJRの普通列車なら乗り放題で利用できるというもの。

料金は11,850円で5回使用できる。一日当たり2,370円ということになる。

期間内なら一人で5日間使用してもいいし、同日に複数人で使用してもいいし、期間内なら自由に使用できる。

青春18という名称だが、年齢制限はない。誰でも利用できる。

 

私は、国内外問わず旅が好きで、この青春18きっぷについても、頻繁に使用している。

 

最初に、青春18きっぷ(以下18きっぷと記述する)を使ったのは、確か中学3年の時の春休みだったと思う。

クラスメイトと一緒に東京駅から大垣行きの夜行列車に乗り、祖父の住んでいた広島県まで普通列車を乗り継いで行った。東京駅を深夜11:30頃に発車するのだが、席を取るためにその3時間ほど前から並んで待ったことを思い出す。

座席を確保することはできたが、背もたれが直角のボックスシートでろくに眠れず、疲れ果てたことを覚えている。

帰りも鈍行列車で帰ろうと思っていたが、あまりの疲れ具合に、新幹線で帰ったことを思い出す。

 

その後、高校時代はどうだったかあまり覚えていないが、大学に入り、小中高で一緒だった友人が京都の大学に入学したため、長期休暇(夏休み、春休み)の度に、18きっぷで鈍行列車を使い、横浜から京都へよく行っていた。その後、祖父の住んでいた広島まで行ったものだった。

 

その後、社会人になった後も、東京から北海道まで行ったこともあるし、それほど頻繁ではないが、旅の選択肢の一つとして利用し続けてきた。

 

そして、2年前から仙台で仕事をするようになったので、仙台と自宅がある横浜への移動手段として使うようになった。

 

仙台から横浜までは、だいたい5本ぐらいの列車を乗り継いで8時間ほどかかる。

新幹線なら仙台・東京間で1時間半強。

鈍行列車で乗り継ぎを繰り返して8時間など、とても耐えられないと思われるかもしれないが、私にとってはまったく問題ない。

車内ではほとんど座れるし、まったく疲れることはない。

車窓を楽しむにもちょうどよいスピードで、読書でも原稿書きでも何でも好きなことをして過ごせる。

これはある意味とても贅沢な時間だ。まるで、図書館やカフェで過ごす時間のようだ。いや、車窓がある分、それよりも楽しめる。

車窓を見ながら、ガタゴトの揺れ具合がちょうど心地よい。

 

ということで、今よく利用している、仙台から横浜までの過ごし方を紹介したい。

 

仙台から東京方面に行く東北本線の始発は、朝6:00の列車になる。

 

まず最初に乗るのは、この仙台6:00発 郡山行きである。

土曜に利用することがほとんどだが、発車ギリギリの乗っても座れる。同じように18きっぷ使用者も中にはいるがそれほど多くない。一般のお客さんがほとんどで、部活の高校生もちらほら。座席の7割ぐらいが埋まる感じ。

終点郡山には8:23着。

 

乗り継ぎの列車が、9:05発の新白河行きなので、郡山駅での乗り換え時間は40分強あることになる。

ここでだいたい朝食を摂っている。駅そば(立ち食いソバ)かドトールコーヒーロッテリアを利用する。

 

そして、ちょうど、便を催したくなる頃なので、駅前のホテルが入っているビルのトイレをお借りする。

 

そして、ここで外せないのは本屋だ。

立ち食いソバの前にあるくまざわ書店なのだが、駅構内の本屋なのでスペースはかなり限られているが品揃えが絶妙なのだ。

新聞の書評コーナーもあり、ここに立ち寄ることは大きな楽しみの一つになっている。

 

そうこうしていると、あっという間に、新白河行きの列車に乗る時間になる。

ちなみに、乗り換え時間にこれだけ余裕があるのはここだけだ。あとはほとんど5~10分ぐらいになる。

 

この列車もほとんど座れる。座席の埋まり具合も8割ぐらいか。しかし、時間的にも活動に適した時間になっているので、途中駅からどんどん乗ってきて立ち客の姿もけっこう目立つようになる。

9:43に新白河駅に着く。

 

新白河での乗り換え時間は10分強。

乗り継ぐ列車は9:55発の黒磯行き。

ローカル色の強い2両編成となる。

黒磯に着くのが10:18になるので、乗車時間は30分にも満たない。

このあたりになると、18きっぷ使用者の姿がとても目立つ。特に、2両と短い編成なので、密度もだいぶ濃くなる。

最近の普通列車のほとんどが旅情のまったく感じられないロングシート主体だが、この区間ボックスシート(左側:4人掛け、右側:2人掛け)となる。ほとんど席が埋まり、立ち客の姿もちらほら。

ほとんどが18きっぷ使用者だ。

車窓的にも、この区間が一番風情を感じられるところだろう。

 

次いで、10:23黒磯発の宇都宮行きとなる。黒磯での乗り換え時間は7分間。乗り換えのため階段を利用する。トイレに行く時間がぎりぎりあるぐらい。

ロングシートの4両編成になる。

宇都宮には11:15着。

 

宇都宮からは、上野東京ライン湘南新宿ラインになるので、都心生活者にとっても見慣れた列車となる。

 

11:25発の上野東京ライン小田原行きがあるが、11:36発の湘南新宿ライン逗子行きのほうが快速なだけあり早く着く。

ということで、宇都宮での乗り換え時間は約20分間。

ちょうど昼どきなので、宇都宮といえば餃子だ。

駅ビル内にも飲食店は多く、餃子店もいくつかある。

一番近いのは、改札出てパセオという駅ビルに入ってすぐ左側にある「宇味家」。焼き餃子、水餃子があり、ご飯とみそ汁のセットを頼むことができる。ここなら20分間の乗り換え時間で間に合う。

 

時間に制約がなければ、有名店で食べるのもいいかもしれない。上野東京ライン新宿湘南ラインは頻繁に出ているので、それほど時間のロスにもならない。

有名な「みんみん」も駅直結の駅ビルに2店舗入っている。

宇都宮みんみん ホテル アール・メッツ店と宇都宮みんみん ステーションバルだ。

いずれも駅ビルパセオの3階にあり、すぐ対面にある。

 

宇都宮から最速で行く場合、11:36発の湘南新宿ライン。15両編成のため、かなりゆったりしている。車両によりボックスシートロングシートがあるが、旅情を味わいたいためボックスシートに座る。車両にもよりけりだろうが、小山あたりから席は埋まるようになる。

都心も池袋、新宿、渋谷とターミナル駅を通る。そのため、かなり混雑する。

しかし、ボックスシートから車窓を眺めると、見慣れた都心の景色も新鮮に映る。

 

そうこうしているうちに、横浜には13:48に到着する。

 

仙台を朝の6:00に出て以来、約8時間。

鈍行列車の旅が十分に満喫できるのである。

 

【サッカー】日本代表 キリンチャレンジカップ2試合を振り返る

国際Aマッチデーに当たる3月22日(金)と26日(火)に、日本代表はキリンチャレンジカップと称して2試合、国際親善試合を行った。

22日(金)がコロンビアと、26日(火)がボリビアと対戦した。いずれも南米の国と戦っており、今年6月に参加する南米選手権を意識した組み合わせになっている。

 

日本代表戦は、1月~2月初旬のアジアカップを戦って以来になる。

今回の招集メンバーはアジアカップから半数近くを変えてきている。

 

日本代表戦は、年間を通しても限られた日数しかない。ベースとなる主要な選手はある程度決まっているだろうが、戦力アップを図るためには、今回のようにJリーグを中心に活躍している新たな選手を招集し、実戦で使うことはとても大切なことだと思う。

 

今回の2試合で、GK中村航輔を除いては全員出場している。それも2試合で先発メンバーを総入れ替えして、全員が先発メンバーとして長時間のプレー機会を与えられているのだ。

 

森保監督のこの姿勢はとても立派だと思う。

過去の多くの監督たちの時は、初招集されても試合に出場させてもらえない選手があまりに多く、せっかくの機会を活かさず本当にもったいないと思ったものだった。

 

22日(金)のコロンビア戦がいわゆるAチーム(レギュラー)で、26日(火)のボリビア戦がBチーム(サブ)で戦った。

 

結果は、コロンビア戦が0-1で負け。ボリビア戦が1-0で勝ちというものだったが、内容的には、コロンビア戦の方が圧倒的によかった。

 

コロンビア戦の布陣は以下の通り。

GK:東口

DF:左から佐々木、昌子、冨安、室屋

ボランチ:山口蛍、柴崎

MF:中島、南野、堂安

FW:鈴木武蔵

 

ボリビア戦の布陣は以下の通り。

GK:シュミット・ダニエル

DF:左から安西、畠中、三浦源太、西

ボランチ小林祐希橋本拳人

MF:乾、香川、宇佐美

FW:鎌田大地

 

まず、コロンビア戦だが、さすがにハメス・ロドリゲスファルカオといった世界的名選手がいる格上チームなだけある。試合開始早々からコロンビアにかなり攻められ、ゴールポストに助けられる場面もいくつかあったが、日本も徐々にペースをつかみ、前半の途中からは、互角もしくは互角以上の戦いができていた。

出場メンバーはほとんど皆よかったと思う。

中でも、中島のドリブル突破、南野・堂安の積極性、右SB室屋の的確で積極的なオーバーラップ、左SB佐々木翔カバーリング、オーバーラップなどがよく目立っていた。

しかし、私が一番目を見張ったのは、1トップに入った鈴木武蔵だ。フィジカルに強く、うまく体を使いボールを収め、最前線で攻撃の基点となっていた。新ビッグ3(中島、南野、堂安)とのコンビネーションもよく、かなりフィットしている感じを受けた。

ゴールこそ奪えなかったが、よい攻撃ができていたと思う。

 

一方のボリビア戦だが、先発メンバーを聞いて、あまり知らない選手も多く、非常に楽しみだと思った。

2列目に乾、香川、宇佐美といった昨年のロシアW杯のメンバーを持ってきているが、それ以外はほとんど新戦力といっていいだろう。特に1トップに入ったベルギーリーグで活躍している鎌田大地の動きには注目したいと思った。コロンビア戦でも途中出場したが、後半終了間際の投入ということで、動きの良し悪しはよくわからなかった。

 

相手のボリビアは格下(世界ランキング60位)ということもあり、ほとんど日本がボールを支配するが、なかなか効果的な攻撃ができていなかった。

期待の鎌田大地は最前線に張るというよりも、けっこう動くタイプのようで中盤でけっこうボールに触っており、攻撃の基点にはなっていた。しかし、相手に対し最前線での怖さは与えられていなかった。

 

キャプテンマークを巻いた香川も、試合開始早々は、それなりの動きを見せていたが、その後の大多数の時間ではほとんど目立った動きはできていなかった。

 

先発メンバー自体の動きは全体的に悪くはないのだが、特にインパクトを与えることはできなかったという感じだ。

 

よかった選手を挙げるとすると、まずは左SBの安西だろう。積極的にオーバーラップを仕掛けており、攻める姿勢を見せていた。左SBは森保ジャパンでは佐々木が第1候補になるのだろうが、安西でも十分に戦えると思った。

あとは、乾、次いで宇佐美といった感じだろうか。

乾はさすがに技巧派で、動き、ポジショニングが秀逸。惜しいシュートをいくつも放っていた。

宇佐美はちょっと物足りなさを感じられたかもしれないが、守備範囲も広く、ドリブル、長短交えたパス、そして乾との流動的なポジションチェンジをみせたりしながらそれなりの動きはしていたと思う。

 

しかし、この先発メンバーでは決定的な結果を残すことはできなかった。

 

後半途中から、新ビッグ3(中島、南野、堂安)が入り、攻撃が活性化された。

特に中島の突破力は半端ないと思う。相手守備陣を翻弄するかの如く、ドリブルで切り裂いていく。

 

そんな新ビッグ3の連携により中島のゴールが生まれた。さすがというしかない。

 

新ビッグ3と鎌田大地のコンビネーションも注目したが、特筆すべきものはなかった。

 

後半の最後に鎌田大地と交代で1トップに鈴木武蔵が入った。短い時間だが、見せ場はいくつか作ってくれた。

基本的に最前線で基点になれる動きをしてくれるので、相手にとって脅威的な存在になりえる。本人としてはゴールという結果が欲しかっただろうが、私はこの2試合で十分にアピールできたと思った。

 

次の日本代表戦は6月上旬に2試合、日本国内で国際親善試合を行い、すぐにブラジルで南米選手権を戦う。

 

指揮官にとってみれば、招集期間は短いしこま切れになっているので、チーム作りやメンバー選考はとても難しいと思う。

しかしながら、サッカーファンとしては、代表戦を見ることほどの楽しみはない。

 

これからの日本代表にも注目していきたいと思う。

 

【音楽】新妻聖子さんのコンサートへ行ってきた!

ミュージカル女優として第一線で活躍している新妻聖子さんのコンサートに行ってきた。

 

新妻聖子さんについては、一昨年の11月に、東京国際フォーラムで行われたジェットストリームコンサートで聴いたことがある。素晴らしい歌声を聴かせてもらったことを思い出す。

 

会場は、日立システムズホール仙台。仙台駅から地下鉄で10分の旭ヶ丘駅を出てすぐの場所だ。

収容人数は600人弱。2階席の最前列だったが、小さい会場なのでよく見ることができた。

 

会場が小さいせいか、平日の夜だったが、チケットは完売していた。

 

定刻の19:00ちょうどにスタート。さすが、ミュージカル女優だ。ミュージカルと同じように定刻に開始された。

 

最初の曲は、ミュージカル「ラマンチャの男」から。

最初の印象は、思ったほど声が出ていないかな、というもの。

しかし、さすがはミュージカル女優だ。3曲目ぐらいからは本領発揮され、素晴らしい声量で聴かせてくれた。

 

2部構成で、途中15分間の休憩があった。

ミュージカルナンバーが中心だが、それ以外にも、アニメーションや映画音楽、オリジナルナンバーもあり、多種多様。

アイドルコーナーというのもあり、今回は、DA PUMPの大ヒットナンバー「USA」を観客総立ちで、皆で振り付けで盛り上がったりした。

 

しかし私にとっては何といっても、ミス・サイゴンレ・ミゼラブルだ。

ミス・サイゴンは「命をあげるよ」、レ・ミゼラブルは「オンマイオウン」を歌ってくれた。

 

鳥肌が立った。

本当に素晴らしかった。

 

新妻聖子さんは、2003年のレ・ミゼラブルでデビューしている。

私は、かつてロンドンでこの作品を見ていたが、日本語バージョンはこの2003年に初めて見たことを思い出す。エポニーヌ役は4人のキャストで回していたが、私が見た回はデビューしたての新妻聖子さんだったことを思い出した

そんなことを思いながら、「オン・マイ・オウン」を感慨に浸りながら聴いていた。

 

その直後に歌ったミュージカル「マリー・アントワネット」の楽曲は初めて聴いたがとても。

 

そして、最後の最後、アンコールでは、アンドレア・ボッチェリで有名なオペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を聴かせてくれた。

 

本当に素晴らしかった。

単に歌がうまいだけではない。力強さもとても感じられる歌声だった。

 

いつまでも耳の中で響き渡っていた。